(彰化中央社)台湾が初優勝した野球・プレミア12で代表メンバーとして戦った江国豪投手(富邦ガーディアンズ)が、侍ジャパンの辰己涼介外野手に投手用グラブを贈ったと明かした。辰己選手は23日、翌日の決勝(台湾対日本)を控え「負けたらピッチャー転向します」と発言して話題になっていた。江選手は2人で共に上達し、将来は最高の舞台で対決できることを楽しみにしていると語った。
江選手は台湾の優勝が決まった後、知人と通話していた際に「辰己選手にグラブをあげると伝えてほしい」と話していたところをライブ中継に捉えられ、一部メディアが報道。その後、両選手がインスタグラムで互いをフォローし、投稿を通じて交流したことが注目を集めていた。
江選手は27日、母校の東山小学校(中部・彰化県員林市)を訪問した際に報道陣の取材に応じ、前日にマネジャーにグラブの発送を依頼したと話した。双方が良い成績を収めれば一緒に世界の頂点で戦えるとし、将来、辰己選手と戦えればそれは台湾と日本の両方にとって良いことだと語った。
インスタグラムでは辰己選手がまず「江国豪ありがとう。台湾おめでとう」や、グラブが届くのを待っていることなどを中国語や英語で投稿。江選手がそれを引用する形で「(楽天イーグルスの王)彦程に持って行ってもらいます。一緒にがんばろう」と返した。