(東京中央社)長野県松本市で9月28、29両日に行われた野外音楽フェスティバル「りんご音楽祭」で台湾のインディーズ音楽を紹介するステージ「ロマンチック台湾」が設けられ、スリーピースバンドのリリウム(百合花)など3組が登場した。会場はパフォーマンスが始まるとすぐに盛り上がりを見せた。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが同フェスと協力し、実現した。
同センターの報道資料によれば、ステージは29日午後に行われ、リリウムやオルタナティブ・フォークバンドのシャロウ・レヴィー(浅堤)、シンガーソングライターのマー・ニェンシェン(馬念先)が参加した。初めて台湾の音楽を聴いたという聴衆からは、こんなに魅力があるとは想像しておらず、台湾にライブを見に行きたくなったとの感想が聞かれた。
3組は1日、東京・青山のライブハウスにも登場し、ライブと記者会見に臨んだ。記者会見でマーは、日本のリスナーは音楽の多様性を理解しており、台湾と比較していろいろなスタイルの音楽や文化を受け入れられる傾向にあると感想を語った。りんご音楽祭に参加できてとてもうれしく、海外でさまざまな国の人に自分たちの表現を見てもらえるのは素晴らしいことだと話した。
リリウムのボーカル兼ギター、リン・イーシュオ(林奕碩)やシャロウ・レヴィーのボーカル兼ギター、イーリン(依玲)も日本で演奏できたことに喜びを示し、日本でCDを出したいと口をそろえた。
台湾文化センターの曽鈐竜センター長は、台湾の音楽グループがりんご音楽祭に参加するのを同センターとして初めてサポートでき、光栄に思っていると話した。