(台北中央社)台湾プロ野球は10日、台北市の天母球場で統一ライオンズ対味全ドラゴンズ戦が行われ、9-0で統一が勝利した。統一はかつて西武でプレーした郭俊麟が先発し、99球を投げて7安打1四球5奪三振無失点で今季台湾人投手として初の完封勝利を飾った。
郭はこれまで西武時代の1軍で最長8回、台湾プロ野球で同6回1/3までしか投げておらず、自身の記録を更新。この日のMVPにも輝いた。
試合後統一の林岳平監督は郭について、初球から打たせて取るピッチングでアウトを積み重ね、一回、八回、九回にはピンチに立たされるもダブルプレーで乗り切ったと振り返った。また郭には自分に自信を持ってほしいとし、バッターを抑える力があるとたたえた。
試合を終えた郭は、当初は四回終了後に降板する予定だっとし、こんなにも長く投げられると思わなかったと心境を吐露。少なくとも先発のリズムをつかめたと語った。