(台北中央社)トランプ米大統領が5日、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が3000億米ドル(約44兆2200億円)を米国に投資すると述べたことに関し、TSMCは6日、中央社の取材に対し、コメントは差し控えるとした上で、関連の情報については公式発表に準ずると回答した。
トランプ氏は米CNBCテレビのインタビューで、半導体関連の関税について言及した際、TSMCが3000億ドルを投じてアリゾナ州に世界最大のウエハー工場を建設すると話した。
TSMCのアリゾナ工場は、昨年第4四半期(10~12月)に第1工場がウエハーの量産を開始した。同社の魏哲家(ぎてつか)董事長兼最高経営責任者(会長兼CEO)は先月の決算説明会で、最終的には六つのウエハー工場に加えて二つの先端パッケージング施設、研究開発センターも整備すると説明。アリゾナ州に超大型の半導体工場集落を形成すると述べていた。