(東京中央社)最先端技術を活用して世界の都市が抱える課題解決のために国内外の新興企業が集まるイベント「スシテック東京」が、8日から東京ビッグサイトで開催されている。台湾からも約20社が出展し、10日まで少子高齢化やエネルギー転換などに関する技術を紹介している。
会場には国家発展委員会が後援する「スタートアップ・アイランド台湾」が台湾パビリオンを設置。小池百合子東京都知事も視察に訪れた。
バイオテクノロジーの分野では、キャンサーフリー・バイオテック(精拓生技)ががん患者の血液から作成した3次元腫瘍モデルを使い、抗がん剤の有効性などを事前に確かめる「アバター治療」技術を紹介。自動運転技術を持つチューリング・ドライブ(台湾智慧駕駛)は、ゴルフカートや貨物運搬車など特殊車両向けに特化した技術で、地域社会に持続可能な移動モデルを提案している。
またエネルギー管理ではネクストドライブ(聯斉科技)は、家庭・事業者向けに開発した再生可能エネルギーを効率的に活用できるマネジメントシステムをアピールしている。