(東京中央社)アジア最大級の食品・飲料展示会「フーデックスジャパン」が11日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕し、台湾パビリオンには過去最多となる196ブースが設置されている。10日に都内で行われた記者会見で台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)の黄志芳(こうしほう)董事長(会長)は、台湾の優れた食品を「台湾セレクト」(TAIWAN SELECT)として新たにブランド化してPRする考えを示した。
黄董事長はあいさつで、台湾パビリオンは同イベントで人気の海外パビリオンの一つで、参加国の中で2番目の規模を誇ると言及。参加県市は14で、過去最多となったと述べた。
また報道陣からの質問に応じた際には台湾セレクトについて、経済部(経済省)が今年から展開する共有ブランドだと説明。優れた工業製品や一般消費者向け製品を認定する「台湾エクセレンス」は35年の歴史がある重要な賞だが、農産品や食品は含まれていないことを踏まえ、これらのPRや国際的な知名度を高めるために、新たなブランドを打ち立てたと語った。
記者会見には黄董事長の他、農業部(農業省)の黄昭欽(こうしょうきん)政務次長や李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)、複数県市の首長、立法委員(国会議員)らが出席した。「TAIWAN SELECT」の文字が入った法被を着た黄董事長と黄政務次長、李代表が缶の台湾ビールが入った酒だるで鏡開きを行い、台日友好をアピールした。
フーデックスジャパンは14日までで、約8万人の来場を見込んでいるという。