(新竹中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家(ぎてつか)董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)は17日に行われた投資家向けのオンライン説明会で、今年2月に開所式が行われた同社の熊本第1工場について第4四半期中に量産を開始すると述べた。同第2工場は来年第1四半期に建設を始め、2027年の量産開始を見込んでいるとした。
魏氏は、第1工場の進展は非常に順調で、製造過程の検証を全て終えていると説明。第2工場については建設地の整地をすでに始めているとし、量産開始後は主に家電製品や自動車、工業、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)関連の需要に応えると話した。
また、米アリゾナ第1工場は25年初頭に、ドイツ・ドレスデン工場は27年末に量産開始する予定だとした。