(東京中央社)東京・品川駅近くの高級スーパーで12日、台南産マンゴーの発表会が行われ、黄偉哲(こういてつ)台南市長らがおいしさをPRした。黄市長は、台南の最高のマンゴーを最も良質な日本の消費者に届け、台湾マンゴーの魅力を知ってもらえればと話した。
発表会は、三越伊勢丹グループのエムアイフードスタイルが運営するスーパー「クイーンズ伊勢丹」品川店で開かれた。エムアイフードスタイルは今年3月に東京都内で開かれた食品・飲料展示会「フーデックスジャパン2024」を機に、台南市玉井の「保証責任台南市玉井聯興青果生產合作社」からマンゴー25トンを調達した。この日、店頭には2000円の愛文マンゴー大玉の他、1200円、1000円のマンゴーが並べられた。
聯興青果生產合作社の代表生産者、林易辰(りんいしん)さんは、台南は台湾におけるマンゴーの最大の生産地であり、台南では「マンゴーの古里」と呼ばれる玉井でマンゴーが栽培されていると紹介。持続可能で環境に優しい農業を特色とし、ミネラルを豊富に含む白亜土の石灰質の土壌で栽培しているため、他の地域で生産されたマンゴーと比較するとより甘く、おいしく、味わい豊かだとアピールした。
発表会終了後、黄市長は試食品を来店客に配布した。試食した人からは「おいしい」との声が聞かれ、お中元のギフトにしようと話す人もいた。
黄市長は、聯興青果の昨年の販売量は十数トン、今年は30トンを突破し、今でも注文に追われていると言及。日本では非常にハイエンドな市場をターゲットにしていく考えを示した。
台南産愛文マンゴーの試食販売は13日にはクイーンズ伊勢丹品川店と伊勢丹浦和店(さいたま市浦和区)で、14日には伊勢丹浦和店で行われる。