(台北中央社)アジア最大規模のICT(情報通信技術)産業見本市「コンピューテックス」(台北国際電脳展、COMPUTEX)が4日、台北市内で開幕する。主催する台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)の黄志芳董事長(会長)は3日、今回は国内外から過去最多となる5万人の来場を見込んでいると述べた。
同展はAI(人工知能)コンピューティングや次世代通信、拡張現実などをテーマに設定。3日には正式な開幕に先立って、米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)のリサ・スー(蘇姿丰)会長兼最高経営責任者(CEO)やクアルコムのクリスチアーノ・アモンCEOが基調講演を行った。会期中にはインテルのパット・ゲルシンガーCEOも講演を予定している。
TAITRAが同日開いた記者会見前に取材に応じた黄氏は、今年は世界中から1500のテクノロジー関連企業が参加し、4500のブースが出展されると説明。海外の専門家やバイヤー1万3千人近くに加え、国内のテクノロジー企業関係者3万6千人以上が事前に参加を申し込んでいる他、海外メディアから1000人以上が来訪するとし、空前の規模だと述べた。
またAIやスマートモビリティなどをテーマにしたスタートアップの見本市「イノベックス」(InnoVEX)を同時開催し、30カ国から400社近いスタートアップ企業が参加する予定だと紹介した。
同展は南港展覧館1館・2館で7日まで。一般の入場は7日のみ受け付ける。