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APEC特使の張忠謀氏 蔡総統と面会 「最大限努力する」/台湾

2023/11/10 17:49
米サンフランシスコで15~17日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出発前に総統府で蔡英文総統(左)と面会する台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀氏(右)=台北・総統府で2023年11月10日、中央社記者張新偉撮影
米サンフランシスコで15~17日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出発前に総統府で蔡英文総統(左)と面会する台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀氏(右)=台北・総統府で2023年11月10日、中央社記者張新偉撮影

(台北中央社)半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(ちょうちゅうぼう)氏が米サンフランシスコで15~17日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に台湾の特使として出席する。10日には総統府で蔡英文(さいえいぶん)総統と面会し、「期待に応えられるよう、最大限の努力をする」と語った。

張氏が特使として起用されるのは民進党政権下で7回目、蔡政権下では6回目となる。蔡氏は張氏について、これまでにも各国代表と密接な交流を図り、台湾の国際的な認知度向上に寄与しただけでなく、台湾と他国のさらなる協力も促したと評価した。

また張氏にはAPEC参加国や国際社会に対して4つのメッセージを伝えてほしいと期待を寄せた。地域の平和と繁栄の促進やより柔軟性と強靭(きょうじん)性を持つサプライチェーン(供給網)の構築を訴えると共に、デジタルシフトで経済発展を後押しし、デジタル格差の縮小に尽力するよう呼びかけることなどが含まれる。

蔡氏は、台湾は世界に対してさらに貢献できる能力とその意志があると強調。張氏の豊富な経験を借り、台湾はAPEC参加国と首脳会議が関心を寄せるテーマについて交流を強化し、引き続き各分野で協力の機会を切り開けることを信じていると語った。

(曽智怡/編集:齊藤啓介)

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