(台北中央社)台湾文学館(南部・台南市)が運営する台北市の新たな文化施設「台湾文学糧倉」が6日、正式にオープンした。記者会見に出席した李遠(りえん)文化部長(文化相)は、台湾文化を世界に輸出できるようにしたいと語った。
同施設はもともと糧食局の倉庫で、1959年に建設され、2016年には歴史建築に登録された。文学館の陳瑩芳館長は、台北で2カ所目の拠点になると説明。展示やプロモーションのインターフェースとして文学の分野横断、創作や育成支援、国際交流の役割を担うと述べた。
李部長は、文化部(文化省)は今後、関連のリソースを統合し、過去に賞を受賞するなどした優秀な作品を映像、舞台芸術、ベンチャーキャピタル業界にアピールすると強調。また人材育成や交流の基地として支援を行う方針を示した。