(台北中央社)民間の美術研究団体、台湾美術院の年次展が12日、台北市の中正記念堂で始まった。同団体の会員で、版画家としての顔を持つ歌手のジュディ・オングさんの作品も出展され、同日に行われた記者会見にはジュディさんも参加した。
台湾美術院は2010年、台湾の美術家らにより設立された。蘇憲法院長は会見で、同団体が台湾の美術史の再建において非常に積極的な役割を担ってきたと言及。会員は設立当初の18人から50人以上にまで増え、伝統絵画から書道、デザインなど多分野の精鋭が集まっていると紹介した。
会見には李遠(りえん)文化部長(文化相)も出席。同団体が2月にフランス・パリで展示を行ったことに触れ、今後さらに世界へと歩みを進める機会があるだろうと期待を寄せた。
展示は中正記念堂1階の第1展示ホールで5月6日まで。