(東京中央社)台湾の文化を国際社会に知ってもらうことを目的に、中華民国僑務委員会が海外各地に派遣する文化訪問団の公演が5日、東京の浅草公会堂で行われた。ロックバンドのザ・チェアマン(董事長楽団)や歌手のアユゴ・ホァン(黄連煜)さんらが中国語や客家語、台湾語、原住民諸語の歌を披露し、台湾の多様な文化をアピールした。
会場には僑務委員会の徐佳青(じょかせい)委員長(閣僚)や台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の周学佑(しゅうがくゆう)副代表、公演を主催した在日華僑団体「日本中華聯合総会」の羅鴻健会長の他、日本各地の華僑らが鑑賞に訪れた。
徐委員長は、日本と台湾はとても近い国で、共通の経験を持ち、同じ挑戦に立ち向かっており、過去の地震や台風では互いに助け合い、相互理解や交流が進められてきたとあいさつ。外交部(外務省)や華僑、日本の友人らの努力により、双方の協力は徐々に多くなっているとの認識を示し、公演を通じて長年の取り組みに感謝を示したいと語った。
今回の公演は旧正月(今年は1月29日)に合わせてアジア各国を回るツアーの初回公演として行われた。3月1日には沖縄、同5日には大阪でも行われる予定。