(東京中央社)在日台湾人団体の連合組織、全日本台湾連合会(全台連)が19日、都内で新年会を開催し、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)らが出席した。頼清徳(らいせいとく)総統や卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)、僑務委員会の徐佳青(じょかせい)委員長(閣僚)はビデオ形式であいさつを寄せた。
李氏はあいさつで「現在、台日両国は経済、半導体、貿易、観光、文化、民間団体、国会議員、地方間など多くの分野での交流が史上最高のレベルに達している」と述べた。また中国の呉江浩駐日大使が昨年、日本メディアのインタビューで「台湾は過去も現在も未来も国ではない」としたことについて「事実をゆがめた発言であり、断じて容認できない」と批判。「台湾はすでに世界が無視できない強い主権独立の国家」だとした。
同連合会の趙中正会長は、立法院(国会)を巡る状況について「国民党および民衆党の野党連合の理不尽な国会運営で、立法院が混乱の中にある」と言及。台湾人の団結が求められていると語った。
超党派議員連盟、日華議員懇談会(日華懇)所属の岸信千世衆院議員(自民党)や、北部・新北市の山田摩衣市議、台北駐日経済文化代表処の許世楷元代表らも出席してあいさつした他、行政院(内閣)の野崎孝男政務顧問が講演を行った。