(台南中央社)南部・台南市の台南市美術館は、日本の現代工芸・芸術に焦点を当てた特別展を10月に開催する。金沢21世紀美術館(石川県)や東京芸術大学大学美術館(東京都)の館長などを歴任した美術評論家の秋元雄史さんが企画に携わる。
台南市美術館で17日、同館の董事長(会長)を務める趙卿恵(ちょうきょうけい)副市長と秋元さんが、協力に関する取り決めを交わした。秋元さんは、金沢市で工芸や美術に携わる高山健太郎さんや薄井寛さんらと共に、会場の下見を行った。
台南市は、日本統治時代に台南の烏山頭ダムの建設を監督した八田與一技師が金沢出身であることを縁に、金沢市との交流を深めている。2023年には趙氏が金沢を訪問して工芸展を視察。24年には同館で両市間の都市フォーラムが開催され、秋元さんが出席した。