(嘉義中央社)南部・嘉義市の嘉義大学獣医学科に通う学生2人が、今年7月から8月にかけて、教育部(教育省)の支援を受け、日本の動物病院で臨床実習を行った。実習を終えた高智榆さんは中央社の取材に、収穫が多く、自分に学びが足りないことを理解できたと振り返った。
同大によれば、神奈川県鎌倉市のかまくらげんき動物病院が2人を受け入れた。実習期間中には同病院の計らいで、複数の動物病院の見学なども行ったという。
幼少期から日本が好きで、小学生の頃から日本語を勉強していた高さんは、卒業後には日本で獣医学に関する新しい知識を学びたいと意欲を示した。
同大獣医学科の張耿瑞教授は、日本の獣医産業はアジアで重要な位置を占めており、その技術や産業構造は台湾よりも優れていると評価。同大では毎年教育部の支援獲得を目指し、日本での実習を学生に勧めているとし、日本の獣医業界に触れ、台日の違いを実際に体験してほしいと語った。