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台湾人のアート作品やパフォーマンス、東京で 今月末の六本木アートナイト

2024/09/11 13:49
10日の記者会見で「六本木アートナイト2024」に参加する台湾のアーティストらとポーズを決める李遠文化部長(2列目左から4人目)
10日の記者会見で「六本木アートナイト2024」に参加する台湾のアーティストらとポーズを決める李遠文化部長(2列目左から4人目)

(台北中央社)東京の六本木地区で27日から29日にかけて開催される「六本木アートナイト2024」で、特定の国・地域に焦点を当てたプログラム「RAN Focus」が初めて実施され、初回の対象国・地域に台湾が選ばれた。期間中、台湾のアーティストによる作品の展示やパフォーマンスが行われる。

RAN Focusにはパフォーマーのウォーターメロン・シスターズ(西瓜姉妹)や現代舞踊団のメイメージダンス、映像アーティストのユェン・グァンミン(袁広鳴)さん、台湾出身のツァイ・シャオチー(蔡筱淇)さんと日本出身の吉川公野さんによるアーティストデュオ「ツァイ&ヨシカワ」ら7組のアーティストが参加する。

台北市内で10日、関連の記者会見が行われた。メイメージダンスを率いる振付師のホ・シャオメイ(何曉玫)さんは中央社の取材に応じ、上演する「沈黙の島―新たなる楽園―」を創作した際には自身の子ども時代を振り返ったとコメント。自身が日本式の家で育ったように、当時の台湾には日本(統治時代)に関連する記憶がたくさん残っていたと語った。ダンスの音楽には、台湾の廟の行事でよく耳にする「素蘭小姐要出嫁」(ソーランさんの嫁入り)の原曲である日本の「ソーラン節」を取り入れたと明かした。

李遠(りえん)文化部長(文化相)は、近ごろ海外の各分野の関係者と話して、国際社会の台湾に対する見方が以前とは変わっていることに気が付いたと言及。台湾がさまざまなイベントのテーマ国に選ばれることが増えてきており、六本木アートナイトのRAN Focusで台湾が初回のテーマ国に選ばれたことは非常に喜ばしいことだと述べた。

同イベントは09年に始まり、今回で13回目。六本木ヒルズや東京ミッドタウン、六本木商店街などを会場として行われる。実行委員会や東京都などが主催。

(王宝児/編集:田中宏樹)

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