(嘉義中央社)南部・嘉義県の国立故宮博物院南部院区(南院)で7日、琉球王国の歴史と文化を紹介する特別展「万国津梁・東アジア海上の琉球」が始まった。故宮に加え、日本の博物館や美術館などが所蔵する資料150点以上が展示されている。
南院は報道資料を通じ、琉球は数百年にわたり中国や日本、朝鮮、台湾、東南アジアと往来があり、東アジアの海洋交易と文化交流で重要な役割を果たしたと説明。特別展で琉球王国500年の歴史を探れるとアピールしている。展示品には那覇市歴史博物館が出品した絵画や沖縄の伝統的な染め物「紅型」(びんがた)なども含まれている。
特別展は12月1日まで。10月には国際シンポジウムや沖縄をテーマにした仮装イベントも行われる。