顔に入れ墨した最後の先住民女性が死去 100歳/台湾

2022/06/25 16:42
文化部の蕭宗煌政務次長(右)から褒揚令を受け取る林智妹さんの長女、朝花さん=同部提供
文化部の蕭宗煌政務次長(右)から褒揚令を受け取る林智妹さんの長女、朝花さん=同部提供

(台北中央社)台湾で唯一、顔に伝統的な顔の入れ墨「文面」を残していた台湾原住民(先住民)族セデック族の林智妹さんが18日、亡くなった。100歳。25日には東部・花蓮県の自宅で追悼礼拝が行われ、文化部(文化省)の蕭宗煌政務次長が蔡英文(さいえいぶん)総統を代表し、「国家に大きな功績があった国民」に贈る「褒揚令」を林さんの遺族に授与した。

同部によると林さんは1922(大正11)年4月1日生まれ。2016年には花蓮県政府によって「民俗類無形文化資産文面保存者」に登録され、顔に入れ墨を施した台湾最後の原住民として、生涯を通じて伝統の継承活動などに取り組んできたという。

李永得(りえいとく)文化部長(文化相)は報道資料を通じ、「林さんの人生と入れ墨の輝かしい記憶は、後世の人々の思い出に残るだろう」と語った。

総統府は林さんについて、日本統治時代に入れ墨を強制的に除去されながらも、心の傷やつらく苦しい境遇、社会からの好奇のまなざしに負けず、前向きにさまざまなことに挑戦したなどとし、セデック族の女性の粘り強い命のパワーを体現したとたたえた。

(邱祖胤/編集:齊藤啓介)

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