(東京中央社)李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)は21日、東京都内で開かれた一般社団法人日本台湾親善協会の懇親会に出席し、半導体や人工知能(AI)などの分野で台湾と日本は産業協力を強化させる必要があると訴えた。
李氏は日本語であいさつした。台湾が先端半導体やAIサーバー、日本が半導体設備や材料で世界の大きなシェアを占めていることに触れ、米国の関税政策によってもたらされる国際貿易の新秩序に対応するためには、台日は半導体だけでなく、AI、無人機、エネルギー、低軌道衛星、次世代通信などの分野で産業協力を強化させる必要があると指摘。「台日連携は経済的価値と技術発展において相互の利益になると同時に、台日は経済安全保障や国家戦略においても重要なパートナーだ」と述べた。
同協会は衛藤征士郎元衆院副議長が会長を務める。日本維新の会の前原誠司共同代表や小池百合子東京都知事が書面であいさつした。