(台北中央社)農業部(農業省)農糧署が昨年初開催したあんかけご飯(燴飯)のコンテスト「台湾燴飯王争覇戦」のグランプリメニュー2品が商品化された。同署が13日に台北市内で発表記者会見を開いた。台湾全土のコンビニやスーパーなどで順次販売開始される。
農業部は近年、台湾のコメ食文化を復興させようと、台湾米を使用したチャーハンやおにぎりなどのコンテストを開催してきた。あんかけご飯コンテストもその一環で、冷凍食品部門とチルド商品部門の2部門で、計183件の応募の中からそれぞれグランプリが選ばれた。
商品化されたのは、「田野番茄牛肉燴飯」(トマトと牛肉のあんかけご飯)と、台湾のエスニックグループの一つ、客家に伝わる炒め物をあんかけにした「極饗-客家小炒燴飯」。田野番茄牛肉燴飯は中部・台中市のホテル「ツリーアートホテル」(璞樹文旅)が監修し、ライスバーガーなどを手掛ける「喜生食品」が冷凍品として製造販売する。極饗-客家小炒燴飯は台中市の北京・上海料理の名店「御饌臻品黎明店」の監修の下、セブン-イレブンがチルド弁当として販売する。
極饗-客家小炒燴飯は13日から、台湾全土のセブン-イレブンで販売開始された。田野番茄牛肉燴飯は15日からカルフール(家楽福)で、今月末からはa.マート(愛買)で販売開始される。