(台北中央社)日本の岩屋毅外相が東京で22日に開かれた日中外相会談で台湾海峡の平和の重要性に改めて言及したのを受け、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は23日、感謝を伝えるとともに、台湾の自己防衛力を強化していく姿勢を示した。同部が報道資料で明らかにした。
日本の外務省によれば、岩屋氏は台湾について、軍事情勢を含む動向を注視していることを伝えつつ、台湾海峡の平和と安定が日本を含む国際社会にとって極めて重要だとする立場を改めて強調した。また、両岸(台湾と中国)問題の平和的解決を促し、力や威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みへの反対を表明した。
林氏は、日本が台湾海峡の安全保障情勢を引き続き注視し、台湾海峡の平和と安定を固く支持していることに感謝を表明。台湾海峡やインド太平洋地域の平和、安定と繁栄を確保するためにも、今後も理念の近い国と協力していくと訴えた。
今年2月の日米首脳会談や12~14日に開かれたG7(主要7カ国)外相会合の共同声明を含め、日本は近年、国際社会の場で台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し強調している。