(台北中央社)国防部(国防省)は14日、同日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ18機が台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の北や南西、東の空域に進入したと発表した。軍が軍用機や軍艦、沿岸部に設置しているミサイルシステムで適切に対処したと強調した。
国防部によれば、同期間に台湾周辺で活動しているのが確認された中国の軍用機は延べ26機、軍艦延べ10隻。
国防部は13日夜、同日午後8時51分に中国が人工衛星を搭載したロケットを発射したのを確認し、ロケットは台湾の防空識別圏を通過したと発表した。台湾中部上空を経由して西太平洋方向に飛行し、高度は大気圏外だったと説明し、「台湾地区への危害はない」とした。軍が統合監視手段を用いて動向や軌跡などの情報を厳密に把握し、適切に警戒、対処したと強調した。