チェコのプラハ動物園で昨年7月に生まれた2頭目となる台湾からのミミセンザンコウの赤ちゃん、コニー(connie)が満1歳を迎えた。毎日、木に登ったり巣を作ったりして精力的に動き回っているという。
乱獲により個体数の減少が懸念されているミミセンザンコウ。台北市立動物園は繁殖のため、ペアとなる「潤喉糖」(雌)と「果宝」(雄)をプラハ動物園に貸与した。2頭は2022年4月に現地に到着。23年2月には初めての赤ちゃん「小松果」を、24年7月には2番目の赤ちゃんをそれぞれ出産した。いずれも雌だった。
プラハ動物園によれば、この姉妹の名前はいずれも球果を意味する「コーン」(cone)にちなんで名付けられており、2頭とも飼育環境によく適応し、健康に成長している。小松果は性格が穏やかで園側が作ってくれた小屋で休むのが好きなのに対し、コニーは自分で穴を掘って巣を作ったりするのが好きな子だという。
コニーは現在、体重約2.6キロ。一般的な大人の雌としての約5キロになるまでにはあと1年かかるとされている。