中部・彰化県で特産の果物、グアバが不作になっている。今年7月から8月にかけて豪雨の影響などで落下が相次いだためで、価格も高騰している。
生産者組合、彰化県百大果菜生産合作社の陳建隆理事主席は、現段階で収穫できるのは例年の2~3割だけだと話す。例年この時期は600グラム当たりの卸売価格が50台湾元(約250円)で高値とされるが、今年はすでに60元(約300円)に達し、これまでにこれほど高騰したことはないと語った。
グアバは通年で収穫されるが、開花してから実がなるまで少なくとも4カ月必要だという。12月下旬には収穫量が5~6割まで回復し、来年旧正月前後には平常通りの性産業に戻るとの見込みを示した。
農産品の運送や販売を手掛ける中華民国果菜合作社聯合社の林小萍総経理(社長)は、1カ月余りで生産量が回復する見込みだとして、消費者は心配いらないと強調。社頭郷農会(農協)の蕭良珍総幹事は中央社の取材に、生産者に適切な生産管理を呼びかけるとともに、農会も専門家を招いて雨後の樹木管理方法を指導するなどし、被害を減らす支援に取り組むと語った。

