(台北中央社)韓国プロ野球(KBO)のハンファイーグルスは13日、今季まで東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーした台湾出身の王彦程(ワン・イェンチェン)投手(24)と契約したと発表した。
王は台湾の高校を卒業後、2019年夏に楽天に育成で入団。20年から試合に出場した。支配下昇格はならなかったが、今季は2軍で22試合に登板し、チーム最多の10勝を挙げた。
韓国プロへの移籍に当たっては、来年から導入される「アジアクオーター」制度が適用される。
王はマネジメント会社を通じて発表したビデオメッセージで、球団やマネジメント会社と話し合いを重ね、最終的に移籍を決めたと話した。
ファンに対して、6年間のサポートと応援に感謝を伝えたいと言及。自身にも「お疲れさま」と言いたいとした上で、楽天での経験はこれからの自身にとって大きな糧になると語った。
年俸10万米ドル(約1500万円)での契約。KBOでプレーする台湾人選手は、18年シーズンにNCダイノスに所属した王維中投手(現在は台湾プロ野球・味全ドラゴンズ所属)以来、2人目となる。