中部・台中市の竜井図書館で16日、来館した40代の女性がヘビにかまれた。女性の容体は安定している。
女性は同日正午ごろ、図書館を出ようとしたところ、右足の甲に突発的な痛みを感じ、ヘビにかまれたことに気付いた。通報を受けた消防により医療機関に搬送され、血清の投与などの治療を受けた。
ヘビはその後、図書館内で捕獲された。その後の調べで、全長約30センチのタイワンコブラであることが分かった。
図書館側はヘビの進入を防ぐため、館内外に石灰を散布した。一方、市農業局林務自然保育課は、石灰でヘビを妨げられるというのは古い考え方で、効果は限定的だと説明。周辺環境を整備して、ヘビのエサになるネズミや昆虫の出現を防いだり、ヘビの通り道になり得るパイプに侵入防止の網を取り付けたりするのが良いとした。

