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台風26号、12日に台湾に上陸か 台北都市圏など、きょうから次第に雨強く

2025/11/10 16:28
台風26号の進路予想図(10日午後2時現在)=中央気象署公式サイトより
台風26号の進路予想図(10日午後2時現在)=中央気象署公式サイトより

(台北中央社)10日午後現在、中度台風(台湾基準)台風26号は南シナ海を北上している。中央気象署は10日、台風の外側の気流と北東の季節風の影響で、台湾では同日から次第に雨が強くなるとして警戒を呼びかけた。

台風26号は10日午後2時現在、フィリピンの西の海上を、時速11キロで北北西に進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は45メートル。

気象署の朱美霖予報官は午前の記者会見で、台風は12日の日中から夜にかけて台湾の南西の海上に近づき、12日から13日にかけて台湾本島に上陸して海上に抜けると説明。勢力は次第に弱まる見通しで、台湾に上陸するころには軽度台風になり、台湾北東の海上に抜ける時には熱帯低気圧まで弱まっている可能性もあるとした。

また、10日から台風の外側の気流と季節風の影響による雨が次第に強くなり、日中は基隆北海岸地域や台北都市圏の山地、北東部・宜蘭県、東部・花蓮県で所により24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上の「大雨」になる恐れがあるとした他、10日夜から11日にかけて雨脚はさらに強まり、台北都市圏や宜蘭、花蓮では局地的に24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上の「豪雨」レベル以上の雨が降る見通しだと述べた。

12日は台風の接近と通過に伴い、中部や南部、東部で雨が強くなり、所により「大雨」や「豪雨」になる可能性があるとした他、北台湾でも一時雨となると説明。13日も中部以北や宜蘭で雨が続くとした。

台風の北上を受け、頼清徳(らいせいとく)総統は10日、台風の予想進路が通常ではあまり見られない経路だとし、全国の人々に対し対策を十分に行うよう呼びかけた。

(張雄風、許秩雄/編集:田中宏樹)

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