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台湾でもキウイ生産 「輸入品より甘みと酸味のバランスが良い」=農業部

2025/11/10 16:48
台湾で栽培されているキウイ(農業部苗栗区農業改良場提供)
台湾で栽培されているキウイ(農業部苗栗区農業改良場提供)

(台北中央社)台湾でも少量ではあるが、キウイが生産されている。農業部(農業省)苗栗区農業改良場(農改場)は、台湾産キウイは成熟度が完熟または9割程度に達してはじめて収穫するため、輸入品に比べ甘みと酸味のバランスがさらに完璧だとアピールしている。10日に報道資料を発表した。

同農改場によれば、台湾でキウイは主に標高1000メートル以上の山地で栽培され、主要産地は北部・苗栗県大湖郷、新竹県尖石郷、中部・台中市梨山など。9月中旬から最盛期を迎える。生産量が少ないため、市場では高い人気を集める。

高山地域の涼しい気候を生かし、環境にやさしい栽培法を採用。化学農薬や肥料も使用しない。台湾産の独特な天然の風味が味わえる他、品質への信頼度も高い。

輸入品については、長距離輸送が必要なため、7~8割程度の成熟度で収穫されるという。

同部の統計によれば、台湾のキウイ生産量は昨年は約133トンだった。輸入品は3万トン余りで、ニュージーランド産が大半を占めた。イタリアや中国、米国、フランス、日本からも一部輸入された。

同農改場の鍾国雄副場長は中央社の取材に対し、台湾産キウイは生産量が少ないことから価格が輸入品と比べて高く、現在は栽培の促進に力を入れていると説明。二酸化炭素(CO2)の排出量削減の観点からも国産キウイを食べてほしいと台湾の人々に呼びかけている。

(汪淑芬/編集:荘麗玲)

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