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花蓮県・馬太鞍渓に新たなせき止め湖 午後にもあふれ出す恐れ/台湾

2025/11/13 15:02
馬太鞍渓の上流に新たに形成されているせき止め湖=11月13日、花蓮県(林業・自然保育署花蓮分署提供)
馬太鞍渓の上流に新たに形成されているせき止め湖=11月13日、花蓮県(林業・自然保育署花蓮分署提供)

(花蓮中央社)9月下旬に洪水被害をもたらした東部・花蓮県の馬太鞍渓のせき止め湖近くに、新たなせき止め湖が形成されていることが13日、農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署の調査で分かった。無人機による空撮で確認した。午後4時ごろにも水があふれ出す恐れがあり、県は下流域に対して午後1時からの休校・休業措置を発表した。

花蓮分署によれば、新たなせき止め湖は既存のせき止め湖の溢流口の下方約300メートルに形成された。13日午前2時ごろ、既存のせき止め湖近くの土堤が崩落しているのを発見し、同6時に無人機での調査を行った。

馬太鞍渓の上流では10月21日にもせき止め湖の形成が確認されており、今回新たに確認されたせき止め湖の位置は、洪水をもたらした既存のものと10月21日のものの中間地点に当たるという。

満水時の貯水量は約100万トン、面積は7.6ヘクタールと推定される。

県は下流の光復郷に午後1時からの休校・休業措置を発表。従来の避難計画に基づき、避難者の収容や垂直避難を確実に実施するとしている。

台風26号周辺の湿った空気と北東の季節風の影響で、花蓮県山地では雨が続いていた。

(張祈/編集:名切千絵)

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