国連が指定した「国際遊びの日」に当たる11日を前に、総統府前のケダガラン大通りで7日、子どもたちが思う存分に遊べるようとの願いを込めたイベントが行われた。開会式に出席した頼清徳(らいせいとく)総統は、遊びは子どもの心身の健康に寄与するだけでなく、想像力を発揮させることも可能だと述べ、「無限な想像力があってこそ、無限の能力を引き出せる」とあいさつした。
イベントは「台湾、レッツプレーデー」(尽情遊戯日)と題され、子どもの遊ぶ権利の保護に関心を寄せる親たちからなる民間団体が「授業を受ける時間が親の勤務時間よりも長い」との子どもたちの声を受けて主催した。
会場にはバランスバイクやスラックライン、パルクール、絵付けなど、さまざまな遊びを楽しめるエリアが設置されており、あいにくの雨にもかかわらず、この日は、子どもを連れて各遊び場を行き来する保護者たちの姿も見られた。
同団体の担当者は、子どもにとって遊びが日常生活となるよう、遊び場の改革のみならず、今後は遊び時間の改革も推進していくと語った。