台湾高速鉄道(高鉄)は地球環境について考える日「アースデイ」に当たる22日、北部・桃園、中部・台中、南部・左営の3駅で台湾各地に伝わる在来品種の苗木を計3600本贈る。苗木が育った場合のCO2吸収量は150トンになると見込まれる。
同社が18日、報道資料で発表した。農業部(農業省)林業・自然保育署とのコラボレーションによる取り組みで、3駅ではそれぞれ1200本の苗木が利用客に贈られる。配布時間は午前10時から正午まで。
高鉄によれば、桃園駅ではゲッキツ、クチナシ、モッコクモドキ、台中駅ではゲッキツ、アデク、ノボタン、シマサザンカ、カラコンテリギ、タカサゴユリ、左営駅ではゲッキツ、シャリンバイ、ヤドリフカノキ、ランショイヌマキなどが配布される。
同社は、苗木はパルプ製や完全に分解可能な容器に入っているため、そのまま移植可能だとし、利便性が高い他、環境にもやさしいと説明した。