南部・高雄市の観光施設、鼓山魚市場が22日、飲食店15店が集まる「新浜町海洋厨房」に生まれ変わってオープンした。台湾初出店の「日乃屋カレー」や、東京などで都市型バーベキュー場を運営する企業によるバーベキュー店「JAPAN焼烤」など、日本の飲食店も軒を連ねている。
開幕初日には式典が行われ、陳其邁(ちんきまい)市長が出席。周辺の文化施設「駁二芸術特区」や、観光埠頭の「香蕉碼頭」(バナナ埠頭)などと連なり、テクノロジーやグルメ、レジャーが融合したエリアになるだろうと期待を寄せた。
鼓山魚市場は2022年に従来の魚市場を改装して観光施設になった。開幕からしばらくすると来客者数が減少し、改善も見られなかったため、管轄する市海洋局が昨年、従来の管理・運営業者と解約。その後は市内で飲食店や百貨店を運営する漢来グループに管理・運営が切り替わり、新浜町海洋厨房としてリニューアルした。新浜町は施設一帯の日本統治時代の地名だという。