台湾では、元日に生まれた新生児「元旦宝宝」の数が減少傾向を見せている。中部・台中市の複数の病院でも、この日に迎えた新生児の数が1桁台にとどまっているとしている。
同市の童総合医院によれば、この日、院内では6人の元旦宝宝が生まれた。同じく同市の茂盛医院では、元日午後4時現在、5人の新生児が誕生した。去年より2人減少したものの、同院は、新生児たちに目玉焼きの形をした抱き枕を送り、その誕生を祝った。
茂盛医院の李茂盛院長は台湾人にとって縁起のいい辰年における同院での出生者数にも言及。1976年、同院では辰年として過去最多となる42万人超の新生児が誕生したと指摘。2012年の辰年でも22万9481人の赤ちゃんを迎えたが、2024年の辰年に誕生した新生児数は1507人だったと振り返った。
台湾は旧正月を過ごすため、台湾人にとって辰年は旧暦の大晦日に当たる今月28日まで続く。