北部・新竹県のテーマパーク「六福村」は19日、テーマパーク内の野生動物園で13日、ミナミシロサイの雌「桃太郎」が赤ちゃんを出産したと発表した。六福村はサイの家族が増えたことに喜びを示すとともに、親子とも健康状態は良好だと明かした。
ミナミシロサイは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「準絶滅危惧」(NT)に指定されている。
桃太郎の赤ちゃんは元気な雄。動物の保全や持続可能な環境の実現に関心を持ってもらおうと、六福村は公式フェイスブックで赤ちゃんの名前を募集。「桃福」「桃喜」「桃円大犀」「桃之助」「桃宝」の5つの候補から人気投票で選出する。募集は31日まで。
六福村は長期にわたって動物の保全や飼育、医療救護に取り組んでいる。特にサイの繁殖に成果を上げており、2021年には園内で飼育する雌の「エマ」(艾瑪)を繁殖協力のため、埼玉県・東武動物公園に譲り渡した。