中部・台中市政府消防局は29日、虚偽の火災通報をし、消防車や消防隊員を出動させたなどとして、市内に住む男に対し、1万台湾元(約5万円)の過料を科したと発表した。
同局によると、男は直近3年間で二十数回の119番通報をしていた。今年2月には隣人とのトラブルから隣人の自宅で火災が起きたと虚偽の通報をし、消防車7台と救急車1台が出動したという。
同局の孫福佑局長は、台中市の119番通報件数は年間17万件超だとし、毎月約100件近い嫌がらせの電話があると説明。救助作業に著しい影響を与えていると語った。
また救助は一刻を争うとして、みだりに119番通報をしないよう呼びかけた。