(台北中央社)2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を懸けた予選を前に、台湾代表候補の選手が台北市内で合宿を行っている。元西武で現在は台湾プロ野球・台鋼ホークスでプレーする呉念庭内野手(31)は自身がメンバー36人で最年長であることについて、台湾の野球が進化している証しだと笑い、実力や競争力を維持しなければと語った。
代表では一塁を守ることが多い呉。コーチ陣からは三塁も任せると言われたと明かした。さらに自身としては二塁守備もできると自信をのぞかせ、練習では数をこなしたいと話した。
昨年8月の試合中にデッドボールを受けて鼻骨と眼窩底を骨折した関係で、同11月のプレミア12は参戦がかなわなかった。眼球を負傷しなかったのは不幸中の幸いで、台湾が優勝するのを目にできたのは光栄だったと振り返った。日本プロ野球時代のチームメートからも、祝福や台湾の強さをたたえる言葉が寄せられたという。
予選は今月21日から25日まで台北市の台北ドームで行われる。正式メンバーは28人に絞られる。キャプテンは呉の岡山県共生高時代の後輩、陳傑憲外野手(統一ライオンズ)が務める。