(台北中央社)総統府は8日、日米首脳会談後に発表された共同声明について、国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性が強調されたとして、心からの感謝を示した。両首脳は具体的な行動で台湾海峡の平和と安定、台湾の国際参加に対する固い支持を示したとしている。
声明では、両岸(台湾と中国)問題の平和的解決を促し、力または威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みに反対した。また国際機関への台湾の意味ある参加への支持を表明した。
総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は、報道資料を通じ、インド太平洋地域の平和と安定の重要性は、世界の高度な共通認識になっているとした上で、台湾は国際社会の責任ある一員として、共に協力する能力と意欲があると語った。
また台湾は引き続き自己防衛力を高め、台日米間の安全保障パートナーシップを深めるとともに、理念の近い国と手を携えて協力し、ルールに基づく国際秩序を守り、自由で開かれた台湾海峡とインド太平洋地域、世界の平和と繁栄を確保し、善の力で世界に貢献していくと意欲を示した。