台湾では満18歳以上の男性を対象に、従来4カ月だった兵役期間が今年から1年間に延長された。頼清徳(らいせいとく)総統は28日、中部・台中市の軍事施設を訪れ、入隊訓練を受ける新入義務兵たちを激励した。自身が同施設で訓練を受けた際のエピソードも併せて紹介した。
「以前の寝床は現在のようにそれぞれが自分のベッドで寝る2段ベッドではなく、大勢が隣り合わせで寝るようになっていた」「入浴する時も裸の付き合いで、班長の命令がなければ浴場の水を汲んでも使えなかった」とか。
訓練終了後に発行された成績の書類によれば、頼氏が同施設で訓練を受けたのは1980年7月3日から8月13日までの約6週間。訓練項目は基本教練や戦術、体育などで、百点満点中89.63点という優れた成績を収めた。特に射撃では100点を取ったという。