8月に廃校となる南部・高雄市杉林区の集来小学校で12日、地元の発展を促進する団体や元教師の女性らが郷土料理を作り、子供や教職員らをもてなした。
同小は1947年9月に杉林小学校集来分校として開校。2009年の台風8号で周辺地域が被災し、住民が相次いで転居したことから児童数が減少していた。2年前から同校に勤務していた林国隆さんによれば、最後期には小学生が8人、幼稚園生が2人いたという。
この日用意された料理は、イノシシ肉の串焼き、タケノコの和え物、バナナの炒め物など十数品。子供や教職員らはふるさとの味を楽しみながら77年の歴史がある学校に別れを告げた。