「金鐘奨」(ゴールデン・ベル・アワード)は賞の結果のほかに、会場に集うスターたちの華やかな姿も楽しみの一つ。特に今年は、人気が高い俳優・女優が多数名を連ねていたこともあり、レッドカーペットは例年に増して盛り上がりを見せた。
▽レイニー・ヤン(楊丞琳)
「植劇場」の一作である「恋の始まり 夢の終わり」(荼ビ)での演技が評価され、7年ぶりに長編ドラマ主演女優賞にノミネートされたレイニー。この日は1億8000万台湾元(約6億6700万円)という超高価な指輪を身に着け、華やかに登場。黒のドレスでシックに決めた。(ビ=草かんむりに靡)
▽セリーナ(任家萱)女性グループ、S.H.Eのセリーナは今年、ミッキー・ホアン(黄子佼)とともに司会に挑戦。式典ではコスプレも披露し、会場を沸かせた。
▽ラン・ジェンロン(藍正龍)「姜老師,妳談過恋愛嗎?」で長編ドラマ主演男優賞候補になっていたラン・ジェンロン。レッド・カーペットでは妻のジェイド・チョウ(周幼[女亭])とツーショットを披露した。
▽ホンジャン(宏正)学園ドラマ「High 5 制霸青春」で長編ドラマ主演男優賞に初ノミネートを果たしたSpeXialのホンジャン。同作の撮影で昨年秋に右足を骨折し、芸能活動を休止して以来、久々に公の場に姿を見せた。現在も走れるまでには回復していないという。レッドカーペットでノミネートの感想を聞かれると「ずっと先のことだと思っていて考えもしなかった。ノミネートを聞いた時はうれしいというよりどうすれば分からなかった」と率直な感想をもらしていた。
▽アリソン・リン(林予晞)&リエン・ユーハン(連兪涵)「必勝練習生」で、長編ドラマ主演女優賞にノミネートされたアリソン・リンは、リエン・ユーハン(連兪涵)と手をつないで登場。プライベートでも仲の良い二人は囲み取材でも楽しそうにじゃれ合っていた。
▽クラウド・ルー(盧広仲)今年、「お花畑から来た少年」(花甲男孩転大人)でドラマデビューにして初主演を務め、好評を得たクラウド。同作は来年の応募対象となっているため、今年はノミネートされなかったが、式典ではプレゼンター&パフォーマンスゲストとして登場。パフォーマンスでは同作の主題歌「魚仔」をしっとりと歌い上げた。
▽シュー・グアンハン(許光漢)&ケント・ツァイ(蔡凡熙)植劇場の新人で、「姜老師,[女尓]談過恋愛嗎?」では発達障害を抱え、性犯罪を犯すという複雑な役を演じたシュー・グアンハン。同作で長編ドラマ助演男優賞にノミネートされた。ケント・ツァイ(蔡凡熙)は「通霊少女」に出演し、ミニドラマ(テレビ映画)部門の新人賞の候補に入った。2人は現在注目される若手俳優。2人とも受賞は逃したが、式典ではベテラン女優のヤン・クイメイ(楊貴媚)と3人でプレゼンターを務めた。(名切千絵)