(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山などを走る阿里山林業鉄路(阿里山鉄道)で、ハイクラスの新型車両「森里号」の運行に向けた試験が行われている。順調なら7月にも嘉義―阿里山間を結ぶ列車として営業投入される予定だ。
森里号は主に同鉄道のサービスと輸送力向上を目的に新造された。第1陣として完成した機関車1両と客車5両は、昨年8月に車両基地の嘉義車庫(嘉義市)に搬入された。
同鉄道を運営する農業部(農業省)林業・自然保育署阿里山林業鉄路・文化資産管理処の周恒凱副処長は森里号について、3月から40日間の試運転を実施し、そのうち30日間で正常な状態で運行されたことを確認した後、交通部(交通省)に関連の資料を提出して認可を受けると説明した。
森里号は最終的に機関車5両と客車26両を導入する方針で、今年6月にも全車両を受領し、9~10月には全てを営業投入するとした。柔軟性のある運行が可能になると見込んでいる。
現在運行されている「阿里山号」の車両は今後、区間列車に転用するとし、奮起湖風景区周辺は平日でも行楽客が多いことから、奮起湖を中心に交力坪や十字路などとを結ぶ計画。また2027年には嘉義駅に近い竹崎に車庫が完成する予定で、ハイキング客や周辺にある民宿の宿泊客などの利用を想定した区間車を運転すると明かした。

