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桃園空港第3ターミナル、一部が試験供用開始 初日は3便が出発 利用客からは好評/台湾

2025/12/01 17:49
桃園空港第3ターミナルの搭乗待合室=中央社記者張皓安撮影
桃園空港第3ターミナルの搭乗待合室=中央社記者張皓安撮影

(桃園空港中央社)北部・桃園市の桃園国際空港で1日、第3ターミナル北側コンコースの試験供用が始まった。空港の運営会社によると初日は3便が使用した。利用者からは高く評価する声が聞かれた。

第3ターミナルは2027年末の完成を目指して整備が進んでいる。先行して試験供用が始まった北側コンコースには8カ所の搭乗口がある。同ターミナルのメインビルは完成していないため、これらの搭乗口を発着する便の乗客は、第2ターミナルで搭乗手続きや出入境検査、手荷物の受け取りなどを行う。

この日は、いずれも台湾の航空会社のチャイナエアライン(中華航空)CI130便(札幌行き)とエバー(長栄)航空BR116便(札幌行き)、スターラックス(星宇)航空JX741便(タイ・バンコク行き)が同コンコースの搭乗口から出発。乗客約1000人が使用した。

試験供用開始を知り、第1ターミナルから歩いて見にきたという利用客の徐さんは、コンコースは広々として明るく、搭乗口は先進的な感じがするとコメント。現時点では第2ターミナルで手続きをする必要があり少し遠いとの欠点を指摘した上で、第3ターミナルの正式な運用が始まれば問題ないと語った。

初日の乗客には、記念として限定の菓子「乖乖」が贈られた。乗客の李さんは、菓子は孫にあげるつもりだと言及。コンコースについてはとても現代的だとし、世界に台湾の進歩を見せられ、台湾の誇りでもあると話した。

空港運営会社の楊偉甫董事長(会長)は、12月末までには正式に供用を開始したいとの意欲を見せた。試験供用中は使用する便が徐々に増えるとし、同社として負荷試験などを行う必要があると述べた。

(呉睿騏/編集:田中宏樹)

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