(新北中央社)京浜急行電鉄で昨年運用された台湾観光をPRするラッピング車両「ビビビビ!台湾号」と同じデザインを施した台湾鉄路(台鉄)の車両が4日、運行を開始した。今後約半年間、宜蘭線の区間車として、乗客に北部・新北市の「東北角」と呼ばれるエリアや文化の魅力などを伝える。
「ビビビビ!台湾号」は観光署(観光庁)と京急が協力し、昨年6月から9月まで京急線で運用された。外観や車内にはランや茶葉、パイナップルなど台湾の名物があしらわれ、東京屋外広告コンクールで東京屋外広告協会会長賞を受賞した。
新北市の樹林駅で行われた記念式典で陳玉秀(ちんぎょくしゅう)観光署長は、日本からの訪台旅行者数は依然多くないと指摘し、増加に向けて努力しなければならないと強調。ラッピング車両で北東部の観光発展を促進したいと語った。
東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処は運行スケジュールについて、同管理処や台鉄のウェブサイトで確かめてほしいとしている。