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台湾・高雄から日本などへクルーズ船運航へ 32億円超の経済効果に期待

2025/06/13 18:07
クルーズ船の新規運航を喜ぶ陳其邁高雄市長(右から5人目)=6月12日、高雄市
クルーズ船の新規運航を喜ぶ陳其邁高雄市長(右から5人目)=6月12日、高雄市

(高雄中央社)クルーズ船運航会社、スタードリームクルーズは12日、南部・高雄港を母港や寄港地とするクルーズ船を今月30日から来年1月まで運航すると発表した。日本やフィリピン、ベトナムなどへ向かう路線が設定され、陳其邁(ちんきまい)高雄市長は、10万人の観光客を引き付け、6億5000万台湾元(約32億円)超の経済効果が見込まれると語った。

この日高雄市内で行われた関連式典で陳市長は、市政府はクルーズ船の運航支援に尽力すると強調。観光イベントと組み合わせて高雄をPRし、海洋観光を推進してクルーズ船による経済効果を高めると意欲を見せた。

使用されるクルーズ船は「スターナビゲーター」と「スターボイジャー」で、いずれも乗客定員は約2400人。沖縄、宮古島、石垣島を巡る路線やフィリピンのラオアグやコロン島、ボラカイ島、プエルト・プリンセサを結ぶ路線、ベトナムのハロン湾やダナンを訪れる路線など28便が運航される予定。

スタードリームクルーズの関係者は、2023年に初めて高雄に進出して香港とを結ぶクルーズ船を運航し、高雄を出発するクルーズ船としては最も良い成果を残したと説明。フィリピンへの路線は金曜日の夜に出発し、日曜日の夜に戻るスケジュールだとして、利便性をアピールした。

高雄市政府海洋局は、海洋観光の発展に尽力しているとした上で、海の島を巡る短距離旅行の高い需要に応え、高雄のクルーズ母港としての戦略的地位を一層高めたいと強調。今後も中央政府や観光産業のパートナーと協力し、路線の刷新や埠頭(ふとう)施設の改良を進め、高雄をアジアクルーズの玄関口にしたいと意気込みを語った。

(林巧璉/編集:齊藤啓介)

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