(台南中央社)黄偉哲(こういてつ)台南市長は先日、訪問先の青森県弘前市で、同市との友好関係を記念するため、台南市内に新たに建設予定の道路を「弘前路」と命名する方針を示した。同市が20日、報道資料で明らかにした。
弘前市の桜田宏市長は昨年、台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)への参加や市産リンゴのPRのため、台南を2度訪問。黄氏は17日、招きを受けて日本を訪れ、弘前市で行われた桜関連の記念セレモニーに出席した他、桜田氏と面会した。
報道資料によれば、桜田氏の招きで黄氏は17日、弘前市りんご公園を訪問。2012年に当時台南市長だった頼清徳(らいせいとく)総統が同公園に植えたリンゴの木の隣に、両市の友好関係の象徴としてリンゴの木を植え、両市市民の無事を祈願したという。
黄氏は滞在中、青森県の宮下宗一郎知事とも面会し、双方の交流強化に期待を寄せた。台南市は青森県、弘前市と3者間の友好交流覚書を結んでいる。