アプリで読む
ダウンロード

巡行の「媽祖」 折り返し地点に到着 生誕祝う式典に多くの人/台湾

2025/04/08 18:31
参拝客でいっぱいの奉天宮周辺の道路=4月8日、嘉義県新港郷
参拝客でいっぱいの奉天宮周辺の道路=4月8日、嘉義県新港郷

(嘉義中央社)中部・台中市大甲区の廟(びょう)「鎮瀾宮」に祭られている航海の女神「媽祖」をみこしに載せて、9日間で340キロ超を練り歩く巡行の隊列は3日目の7日夜、折り返し地点である南部・嘉義県新港郷の奉天宮に到着した。8日午前には媽祖の生誕を祝う式典が行われ、周辺には多くの信者が詰めかけた。

式典には翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長や徐榛蔚(じょしんい)花蓮県長らが出席した。翁県長は、米トランプ政権の相互関税を念頭に媽祖の加護の下で台湾が強靭(きょうじん)さを発揮して難局を乗り越えることに期待を寄せた。

この日は奉天宮から約5キロ離れ、同じく媽祖を祭る雲林県北港鎮の朝天宮にも多くの参拝客が訪れた。朝天宮の近くで商店を営む李さんは、鎮瀾宮の媽祖は約三十数年前から北港に立ち寄らなくなったとしながらも、依然多くの信者が参拝に来ると語った。

媽祖は午後11時に奉天宮を出発し、13日に鎮瀾宮に戻る予定。

(蔡智明/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
53