(台北中央社)南部・高雄市でメトロ(MRT)を運営する高雄メトロは14日、江ノ島電鉄(江ノ電、神奈川県)、京福電気鉄道(京都府)と3社連携の観光マーケティング提携協議書を交わしたと発表した。今後高雄メトロのキャラクター「蜜柑駅長」を使った3社連携のグッズを販売し、江ノ電と京福電鉄の主要駅に専用のコーナーを常設するとしている。
高雄メトロ、江ノ電、京福電鉄の3社は2017年に観光連携協定を結んでいる。高雄メトロによると、今回結ばれた協議書では、3社の制服を着た蜜柑駅長の商品を打ち出し、3社の駅などで販売することが盛り込まれたという。
高雄メトロは、グッズの販売コーナーは観光客の多い駅に展開すると説明。グッズは今年8月7日~13日に開催される台湾のクリエーティブ産業の祭典「クリエーティブエキスポ台湾」(台湾文博会)で正式発表される予定だとしている。
高雄メトロの楊岳崑董事長(会長)は、観光連携協定の締結から今年で8年になるとし、3社の友好関係をさらに深め、観光交流による相互送客の促進を図ると説明。蜜柑駅長が正式に日本進出を果たすことに触れ、国境を越えたより多くのビジネスチャンスの創出に期待を寄せた。