高雄メトロ(MRT)の左営駅で13日、名物猫「蜜柑(ミカン)駅長」の関連グッズを扱う販売店がオープンした。陳其邁(ちんきまい)高雄市長は蜜柑駅長の高い人気にあやかり、市の観光促進につなげられればと話した。
蜜柑は同メトロが飼育する雄猫。2020年4月生まれで元は野良猫だった。同年9月に同メトロ橋頭糖廠駅の駅長として迎え入れられ、愛嬌たっぷりの振る舞いで多くのファンを魅了してきた。
店内では、蜜柑がデザインされたはがきや紙テープ、買い物袋、キーホルダーなどが販売される他、旅行者に観光情報を提供するサービスも年中無休で行われるという。
高雄メトロは、蜜柑駅長がもたらす経済効果として、今年初めて実質的な売上高1000万台湾元(約4850万円)を突破すると見込んでおり、その収益について本業の収入を補える他、蜜柑駅長に対する人々の愛がより多くの社会層に広がるよう、収益の一部を公益活動に回す方針。