(台北中央社)新型コロナウイルス終息後の日本人海外旅行者数の回復が低調気味な中、台湾が旅行先として高い人気を誇っている。昨年12月に台湾メディアの取材に応じた旅行予約サイト「Klook」日本法人の増田航ゼネラルマネージャーは、台日間の良好な関係や日本人旅行客に対する台湾人のフレンドリーさが、日本人を引き付けているとの見方を示した。
増田氏は、昨年行われた日本側の調査で台湾は日本人の人気海外旅行先の第3位になっていると強調。円安下でも距離の近さや航空券の安さ、台湾の人々の人情味が人気の要因になっているとし、大自然やグルメを楽しみに来ていると語った。
また物価が比較的安いのは台湾の強みだとし、多くの旅行客が小籠包やルーロー飯(滷肉飯)などを食べに再訪するとした。北部・新北市の観光スポット、九份などへのガイド付きの日帰りツアーも人気だという。
海外旅行先で最も人気がある韓国と台湾にはどちらも違った特色があるとし、いかに若者世代を引き付けるかが鍵だと語った。